2009年03月19日

自分を傷つけなければ、傷つけられない

3月も中旬になると、暖かいですね。

春が来たというだけで、何だか幸せな気持ちになります(*^v^*)


■自分に優しくすれば、人から優しくされる


以前のブログで、自分に優しくしましょう、という話をしました。


自分に優しい言葉がけをする。

自分を励ましたり、勇気付けたりする。

自分をねぎらう。

自分を褒める。


それだけで、気分が軽くなったり、元気が出てきます。


実は、効果はそれだけではありません。


自分に優しくすると、人からも優しくされます。


優しい人との出会いがあったり、

怖かった人が優しくなったりします。


そして、自分の気持ちにゆとりができた分、

人にも優しくなれます。


すると、自分の周りには笑顔が集まってきます。

優しいいい人ばかりが集まってきます。


■人は自分の鏡


どうしてそんなことが起こるかというと、

それは人が自分の鏡になっているからです。


自分が自分に対してしていることを、人からもされるのです。


自分に厳しくすれば、人からも厳しくされます。

厳しい人たちが集まってきます。

厳しい環境を、無意識に自分で選んでいることもあります。


どちらがいいということではなく、

宇宙の法則ではそうなっている、ということのようです。


自分との関わり方しだいで、どんな人と付き合うかを

決めることもできますね。


■私の体験談


私自身の話ですが、実は人に心を開くのが苦手です。

人が怖いのかもしれません。


私は、子供のころ、よく母に叱られていました。


遅刻や宿題のし忘れ、忘れ物など、

自分の失敗したことが、母にばれると必ず怒られました。


ただ怒られるだけなら仕方ないと思うのですが、

その後で「あんたはほんとにトロイねえ!」などと言われると、

さすがに落ち込みました。


■もう傷つきたくない


今から考えると、怒られることよりも、

バカにされることや、傷つけられることのほうが、

ずっと嫌だったのだと思います。


だから、未だに失敗や、うまくいかないことを人に話すのが苦手です。

ついつい、自分で何とかしてしまおうと、悪あがきしてしまいます。


人にそんな自分の弱さを出せない本当の理由は、

傷つけられたくなかったからです。


たとえ目の前の人が優しい人であろうと、いい人であろうと、

無意識に自分の弱さを隠してしまうのです。


そのことに気付いてからは、なるべく自分の弱さを隠さずに、

かっこつけずに出そうとしてきました。


幸い、私の周りの人はいい人ばかりなので、

意識すれば話すことはできます。


それでも、長年のくせなのか、ついつい隠してしまうことがあります。


私は、心のどこかで何かがひっかかっている気がして、

自分自身にワークを行いました。


■インナーチャイルドとの対話


インナーチャイルド(傷ついた子供の自分)をイメージして、

対話してみました。


私の中にいる小さな子供は、固まっていました。

ガキ大将のような子に遠慮して、何も言えず

黙っておとなしくしている姿が見えました。


それを見たとき (怖いんだ) と思いました。


私は子供のときから、人一倍怖がりでした。


人に自分のことを話して笑われたり、ばかにされたりすることがあって、

それから自分のことは、積極的に話さなくなっていたようです。


変だと思われたりしないか、と思うと、怖くて黙ってしまっていたのです。


そして、子供の自分にこう言いました。


「大丈夫、僕はキミの友達だよ。

僕はキミを傷つけたりしないよ」


すると、子供の自分は戸惑っているような表情を浮かべました。


その時、はっとしたのです。


実は、自分を傷つけていたのは自分自身だったのです。


■また僕を傷つけるの?


私は今まで、自分に厳しくしてきました。


失敗したときも、


「これじゃだめだ!」

「そんなんでいいの!?」

「なんでできないんだよ!」

「あーあ…やっちゃった」


など、自分に冷たい言葉をたくさんかけてきました。


だから、インナーチャイルドは、

「また僕を傷つけるの?僕をいじめるの?」

とおびえて固まっていたのです。


今まで自分が自分を傷つけてきたから、

インナーチャイルドは大人の自分を信じていないのです。


私は、続けてこう言いました。


「ごめんね。今までいっぱい傷つけたり、キミの気持ちを無視したりして…。

本当にごめんね…」


何度か繰り返して謝ると、ようやく安心したのか、少し笑顔を見せてくれました。


■自分を傷つけなければ、傷つけられない


自分を傷つけていたから、人からも傷つけられていたのだと、

ようやくわかりました。


親や、友達から、傷つくようなことを言われたり、されたりしたのも、

自分が自分を傷つけていたからだと、気付きました。


自分の気持ちを無視したり、抑えこんだり、

自分に厳しい言葉を投げかけたりして、

自分自身を傷つけていたのです。


だから、人からも同じようにされていたのです。


やっとそのことに気付きました。


■まず、「ごめんね」から


もし、あなたが今、人間関係でうまくいっていなかったら、

子供の自分と仲たがいしている可能性があります。


インナーチャイルドと仲直りしてみてください。


子供の自分をイメージして、「ごめんなさい」をしてみましょう。

ケンカの後や、行き違いがあったときは、

「ごめんなさい」って言いますよね。


だから、まず自分に「ごめんね」と言ってみてください。

一度で伝わらなかったら、何度も何度も言ってあげてください。


そして、

「あなたをいっぱい傷つけたり、無視したりしてごめんね」

「もう傷つけたりしないから大丈夫だよ」

と何度も伝えてください。


あなたの気持ちが伝われば、きっと自分との関わりも変わり、

人間関係も変わっていきいきますよ。


自分と仲直りしてみてくださいね。



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Posted by すなふきん at 01:04│Comments(0)こころ
 
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