2009年09月20日

私は私のために生きる

■期待するということ


人の期待に応えなければと、

無理をしてしまうことってありますか?


私は、ついつい人の期待を感じると、

応えようとしてしまうことがあります。



 いい人に思われたいから?

 嫌われたくないから?



確かにそれもありますが、もっと深く見てみると、

こんなことに気付きました。



”自分の期待を人に応えてもらいたい。

 だから、自分も相手の期待にも応えなくてはならない”



実は最近、期待を裏切られたと感じることが、何度かありました。

そのたびに、不満や憤りを感じていました。


「なぜ~してくれないの!?」と相手を責めていたのです。



人の期待を感じて、それについつい応えてしまうのは、

実は「自分が相手を責めるように、相手から責められたくないから」

というのが本当の理由だと思います。



■期待を手放すと


試しに、期待を手放すと、どうなるだろうかと想像してみました。


きっと、相手に自分の要求を率直に伝えるようになる気がします。


自分の気持ちや要求を言葉で伝えて、コミュニケーションをとり、

お互いに納得するまで話し合うか、

どうしても折り合えないときは、あきらめるのではないかと思います。



ゲシュタルト療法の産みの親、フリッツ・パールズは、

健全な人間関係について「ゲシュタルトの祈り」という詩で表現しました。



「私は私のために生き、あなたはあなたのために生きている。

 私はあなたの期待に応えるために、生きているわけではない。

 あなたも私の期待に応えるために、生きているわけではない。

 たとえ分かり合えなくても、お互いの素晴らしさに変わりはない。

 そして、分かり合えることがあれば、それもまた素晴らしいことだ」


(原文のままではなく、私なりに解釈した言葉にしています)



今、この言葉を唱えていると、とても腑に落ちる感じがします。



”お互い期待に応えるために生きているわけではない。

 それぞれが自分のために生きているんだ。

 そう理解することが、お互いを尊重するってことなんだ”



この詩はそう教えてくれているように思います。


私はこの詩を思い出したとき、

これからは、どんなときも正直に、

「私は私のために生きる」

という選択をしようと思いました。



ついつい無理をして期待に応えてしまうと言う方は、

この詩を読んでみてください。



どんな感じがするでしょうか。



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Posted by すなふきん at 00:55│Comments(2)こころ
この記事へのコメント
いつも大切なこと、教えてもらってますね。
おかげであれから悩みや迷いがどんどん晴れていきました。
あの日この言葉を教えていただいたこと、本当に感謝しています!
Posted by ソーダぽっぷ at 2009年09月22日 00:05
ソーダぽっぷさん

先日は、久しぶりに会えて楽しかったです。

心が晴れてよかったですね(^^)

今度は、いつものみんなとも会えるといいですね。
Posted by すなふきんすなふきん at 2009年09月22日 00:29
 
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