2008年09月12日

わがままっていけないの?

こんにちは、すなふきんです。

昨日、子供とかみさんとベビーマッサージに行ってきました。
池上にある、ユーカリノキさんです。

行く時に、急に雨が降ってきて、小さな傘一つしか持っていなくて、どうしようかと思っていたら、
お店の方から、電話が...。

なんと、雨の中大変だろうと、わざわざ傘を持って迎えに来てくださると言うではありませんか。
ご好意に甘えて、迎えに来ていただきました。
オーナーの加藤さんは、ふくよかで暖かいお母さんという雰囲気の方。
とっても、親切な方で良かったです。

講義も、実技もわかりやすい説明で、子供も機嫌がよくて、とてもスムーズに進み、
心地良い時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございました。


■いい人って損...

私は、ついついいい人をしてしまうことがあります。
例えば、本当はいらない物を、強く勧められると買ってしまったり、
仕事の申し込みで、本当は都合が悪いのに、「いいですよ」なんて引き受けてしまったり。

自分が無理をすれば、なんとかできるか、とか、自分より相手の気持ちを優先して、
やりたくないことをしてしまうことがあります。

そんな時は、しばらく気分が落ち込みます。
そして、時には断ることもあるのですが、そんな時も、罪悪感を感じて気が滅入ります。

そんなことをしていると、疲れてしまう。
いい人って、損だな~と思います。


■なぜいい人をするのか

では、なぜそこまでの思いをして「いい人」をしてしまうのか?
そう考えてみると、こんな気持ちが浮かんできました。

「いい人と思われたい」

そして、その根底にはこんな気持ちがあります。

「本当は、自分は悪い人間だ」

自分の中に、悪い自分がいて、そんな自分を知られたくないから、いい人をしてしまう。
つまり、悪い自分を、いい自分でカモフラージュしているわけです。

無意識の部分では、自分に対して、罪悪感を感じているから、まるで負い目を感じるように、
いい人をしてしまう...。
そんな姿が浮かんできました。


■ほんとに悪い人間なのか??

では、自分のどんなところが、悪いと思っているかというと、例えば、

・人に冷たい
・自分のことばかり優先している
・本当は優しくない

そんな部分が浮かんできました。
そう「自分はなんて冷たい、自分勝手な人間なんだ!」って思っているのです。

しかし、いつもいつもそうだ、というわけでもありません。

自分にゆとりがあれば、人に親切なこともあるし、自分のことだけでなく、
人のことも思いやることもあります。

いつも、いつも、冷たい人間ではないのに、まるで、自分は常にそういう人間なんだという、
罪悪感を持っている...。
自分勝手な自分ではいけないのではないか...。

そう思っている気がします。


■わがままっていけないの?

自分勝手な存在、と考えていて、赤ちゃんのことが浮かんできました。

赤ちゃんを見ていると、泣きたい時に泣き、自分の好きなようにしているように見えます。
私も、相当振り回されてますが...(^_^;)

本来、人間は自分勝手で、わがままな存在なのかもしれません。

そうでなければ、厳しい世界では生き残っていけない。
動物の本能から言えば、とても自然なことです。

わがままというと、身勝手、エゴイストというニュアンスがあります。
しかし、本来わがままな存在だとしたら、それを否定して生きていくのは、
とても不自然なことではないでしょうか。

子供を育てるとき、わがままをしかり、わがままを許さないでしつけると、どうなるでしょう?

子供には、わがままを言うことと、自分の気持ちを表現することの区別がつきません。

(これを言ったら、わがままなのかな?)
(これを言ったら、しかられないかな?)

そんなことを考えて、自分の気持ちを表現できなくなる子供もいるでしょう。
わがままな自分を感じるたびに、罪悪感を感じるようになるかもしれません。

自分の気持ちを表現することと、わがままは別ですが、それが子供にはわかりません。
そして、そんなとき、おそらく大人にも明確にはわかっていないのでは、と思います。


■気持ちを伝える大切さ

子育てをしていて、感じるのは、しからずに話し合うこと、伝えることが大切だなということです。
私は、たとえ赤ちゃんでも、ちゃんと話せばわかってくれると思っています。

今は手が離せないから、待ってて、とか
あなたのことは大切だけど、今はどうしても相手をしてあげられないんだ、とか
なるべく話すように心がけています。

相手をしてあげられなくて、しばらく泣いていると、怒ったように泣き止まないこともあるのですが、
そんなときは、ごめんね、ごめんねと繰り返して言っていると、不思議と泣き止みます。

赤ちゃんでも伝わるのだから、大きな子供ならしかりです。
大切なのは、相手を対等な存在として尊重する姿勢だと、私は思っています。


■みんなが幸せになる方法

私が考えた、わがままでいながら、自分も相手も幸せになれる方法があります。
それは、

「みんなが、100%わがままになって、お互いの存在を尊重しあう」

中途半端にわがままだから、わがままを許せなくなるのではないでしょうか。
50%わがままを出している人は、残りの50%は我慢しています。
だから、「私だって50%我慢しているんだから、あなたも50%我慢してよ!」
となるわけです。

100%わがままでいること、つまり自分自身でいることを許せば、
相手のわがままだって許せるのではないでしょうか。
そして、相手を尊重することとができれば、わがままも、エゴを超えて愛ではないかと思うのです。

お互いに我慢しあうのではなく、お互いにとことん話し合う。
そして、好きな人が好きなことをして、好きな人たちと一緒にいる。
やりたいことをやりたい人がして、やりたくないことは、それがやりたい人に任せる。

もちろん、それには責任が伴います。
時には自分を貫く勇気も必要です。
それぞれが、自立していないと成り立ちません。

もし、そんな世界になれば、自然にバランスが取れ、みんなが我慢することなく、
幸せになれるのではないか、と思っています。


そんなわけで、私も少しづつわがままを出してみようと、日々修行中です(^^)


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Posted by すなふきん at 23:36│Comments(0)こころ
 
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